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G.Wの立山ありがとうございました!


いよいよゴールデンウィークの最終ラウンド。
5月5日〜6日のツアーの様子です。

連休最終ラウンドはテント泊で立山ステイをしている方から2日間のオファーを頂きました。

そこに前日からのスノーサーハーS夫妻も加わり和やかにツアーを行いました〜。

皆さん、完全にこちらで組んだ日程を無視してのオファーで自由すぎ。笑

なかなか行き先に頭を悩ませましたが、春は日が長いしなんとかなるもんですね。

いっそのこと来年の連休は日程無しで行こうかと思っております。



5月5日。

前日のタンボ平ガイドが会心のツアーすぎて、昨夜は雷鳥荘に居残った皆さんと祝杯を挙げました。

その日初めて会った人達がツアーを通じて仲良くなって頂くことはとてもガイド冥利につきます。

いろんな嗜好の人がまとまる一体感のあるツアーは沢のガイドをやっていた頃からの目標のひとつです。

夜の宴会も楽しかったですね〜。
ただ少々深酒過ぎました。反省…

通い慣れたはずの雷鳥坂がなかなかキツいぜ。



テント場でこの日からのゲストと合流し、ゆっくり時間をかけて劔沢へ。

滑る前に剱岳をバックに記念撮影!
今日もTHE DAYな予感です!



昨日も多くの人が入っていた立山。

その中でも昨日までの気温条件から推測してあまり人が来ていないと踏んでこのあたりにやってきたけど…

お、良かったありましたよ。面ツル斜面!



まずはテン泊ファイターYさんがドロップ!



雪も緩んでいていい感じ!



続きまして〜、昨夜の宴会で酒豪と発覚したスノーサーハーS嫁!



おおっと!

旦那顔負けのバックサイドビッテリーか⁉︎
それともまだ酔っ払っているのか⁉︎笑



こちらはテン泊ファイターの相方、浅漬け職人Mさん。



キーン!!!
っと超笑顔で滑っていきました!



んで1ピッチ目の斜面は狭すぎて最後の人は面ツルが残っていなかったので、2ピッチ目は順番交代〜。

斜面をデッカく使うスノーサーハーS!

嫁と違って彼は一滴も飲めないゲッコーさん。笑



浅漬け職人Mさん。
なかなか急で広いこの斜面を縦気味に落としてきます!



調子を取り戻してきたS嫁!



Yさんもスピードが乗ったいいターンしてます!



いやぁなかなか急ないい斜面でしたね。

ん?
Yさん何やら変わったビブパンツ履いてますね。

一瞬ノローナなのかと思いましたが、上がティートンで下がパタゴニア?

どうなってるの???

実は古くなったビブパンツをリメイクしてラジオハーネスとして使ったいるみたいです。

そんな方法があったんだねぇ〜。



登り返しが長いので途中で剱を見ながらゆっくりランチ。



山の行動食って甘い物や乾物ばかりでたまに水気のあるものが欲しくなるのよね〜。

っとここで職人Mからの浅漬けが登場!

これ、生のきゅうりをそのまま持ってきてテント場で調理したそうな。味付けはタクアンの汁とダシ醤油だけだそう。

これがなかなか美味しいのよ!
Mさん、ご馳走さまでした〜。

他にもいろいろ方法があるようで、S嫁にいろいろと伝授していましたよ。笑



さあ、稜線まで登り返してきました。
稜線は雷鳥祭りでしたね。

雷鳥と雷鳥沢テント場と雷鳥荘。



剱岳と雷鳥。



と、それを撮るテン泊ファイターY。



おっと、撮影に夢中になっていると雲が迫ってきました。

光があるうちに滑りますよ〜。



大斜面をのびのびと滑る酒豪S嫁!

今回はハイクも頑張ってよくついてきてくれました!今宵もビールが美味しいですね!笑



やはりデカく滑ってくるゲッコーな旦那S!

こんな日くらいは奥さんに飲ませてあげてくださ〜い。笑



なんとか曇る前に降りてこれました〜。
最高に気持ち良かったですね!



本日はここまで〜。
一旦解散してテン泊コンビはテントへ帰還。
S夫妻は本日下山です。

楽しい時間はあっという間ですね。
また遊びに来てください!



雷鳥荘に戻ると、今日は自分達で雷鳥沢へ滑りに行ったという雷鳥荘スノーシューコンビが室堂へ帰るところだったのでS夫妻と一緒に行くことに。

初めての立山。
いらない物をいっぱい持ってきてしまってテン泊装備並みに重い荷物を持って帰ります。

「肩がもげる〜、むしろ肩なんてもげてしまえ!」とちょっと壊れながら無事に帰っていきました〜。笑

ボードを持とうか?と提案したけど、最後まで自分達で頑張っていましたよ。

それもこれも全て経験。みんなそんな風にして立山やバックカントリーに慣れていくのです。

立山チュートリアル(持ち物編)をまた書くか。



室堂で4人をお見送りし、雷鳥荘に戻るついでにちょっとそこまで。

とてもいい景色です。



海と富山平野の水田に反射する光がとても綺麗でした。



何べん見ても見飽きない夕陽。
山中泊はこれだからやめられません。

春は日帰りでも楽しめるけど、やっぱり山小屋に泊まるのがいいですね。あ、テントって手もありますよ。

それにしても今回は縦画が多いな。笑
ブログ用に横で撮るようにしてるけど、やっぱり縦も使いたいんだよね〜。



翌5月6日。

いよいよゴールデンウィーク最終日。

今日はテン泊組も下山日。
まずは朝の歩荷のお手伝いからスタートです。



今日も雷鳥が闊歩していました。



荷物を室堂に預けたら、午後には天気が崩れそうなのでラーメンツアーへ。

朝から暖かく、西側斜面もしっかり緩んでました。



クマーも闊歩していました。

誰だ下りは遅いって言った人は?
この程度の斜度じゃ下るのもめっちゃ速かったです。



絶景の散歩道を歩いてドロップポイントへ。



バンクラインは先客がいたので横っちょからラインを外して失礼しまーす。



この辺りはまだまだ走る雪。
気持ちよ〜く流してそのままラーメンへ…



な、訳がない!笑

そんな楽してばっかりじゃカロリーオーバーになっちゃいますよ。

雪がグズグズでシールで登れたけど湿雪雪崩が足元を流れるドキドキコンディション。



からの〜。
ノールの先が見えない急斜面ヒャッホー!



滑った斜面は意外としっかりしてて雪崩ない。



今日も満面の笑みの浅漬け職人!笑



なかなか楽しい斜面でしたね。
そろそろお腹も空いたのでいきましょう〜。

このあと山荘までがペタペタでした。笑



今日も安定の美味しさ、ふたりともお腹が空いていたのかペロリ!

自分は今回は塩で。
これで全種類コンプリートです。笑



ラーメンを食べていると外では霰が。
ちょうど降られずに良かったです。

雪もペタペタなのでここから大人しく室堂に戻ります。
室堂へのバス待ち時間も雨は降らず、運良くいいタイミングでしたね〜。

そしてちょっと早めだけど室堂にて解散。

お二人ともありがとうございました。
テン泊装備を持っての扇沢下山はなかなか大変。頑張ってください!



そして自分はまだガイドが続くので雪が降る中を雷鳥荘へ。

途中、連休のハードモードを終えた雷鳥荘スタッフ達とすれ違いました。明日から休みだそうでみんな羽根を伸ばしておりまーす。笑

今夜は雪予報。明日は令和パウダーが期待できます。ライバルは鬱憤の溜まった山小屋スタッフ達ですね!笑

次回の令和パウダー編へと続く〜。