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令和パウダーな立山


5月7日。

月曜の夕方から降り続いた雪は風の影響もあまりなく雷鳥荘前で20〜30cmほど積もりました。

ゴールデンウィークにギタギタにされた斜面は真っ白に回復!

5月のこの時期にこんな状態になったのは自分が今まで来た中では初めてかも。

4月1日にパウダーを滑って「令和パウダーだ!」って勘違いしていたけど、今度こそ正真正銘の令和パウダーですね。笑



とりあえずゲストを迎えに行く前に一滑り。

陽当たり斜面だからちょっと重たいけど正真正銘のパウダーです!

濡れザラメの上に載っているから底付き感も全くなし!こりゃ今日はお祭りだっ!



久しぶりの感触だけどラッセルは全く嬉しくない笑。室堂まで暑かった〜。

急斜面はルースが出てます。



さあ、今日はパウダーを狙ってくる好きもんがいっぱいくるぞ。

ポールポジションはやっぱりこの人。笑

他も知った顔ばかり。笑
みんなホント好きやねぇ。



本日からのゲストはこの方。
若干2◯歳!

自分がスノーボードを始めたのとほぼ変わんない年齢。そんな頃にバックカントリーなんて滑ってなかったなぁ。

あ、そういえばニュージーランドでMt.CheesemanのBCを滑ったっけ。あれがBC初体験だった。無装備のツボ足ハイクだったけど。笑



スタートする頃にはガッスー。
さっきまでの晴れは何処へやら。

晴れ予報だったけどなぜ?
うーん、そのうち晴れてくるやろと浄土方面へ。

山の気温が低くて下界は暖かいときにガスが出る傾向がありますねぇ。



浄土の肩でしばしガス待ちしたのちに晴れてきたので滑ります。



もう少し光が欲しいところだけど、ここで時間を使うのは勿体ないと自分が心眼で滑ってガイドラインをつける。

若もんはウエストバックルをハメないオラオラスタイル。

このあとキックターンでコケたりしてたのでバックルはちゃんと着けた方が滑りも登りもしやすいよとアドバイス。



ハイクし出すと雲が抜けてきました〜。

そういえば昨日まで特に気にしてなかったけど、ビーコンは防水ではないのでハイク中も何か1枚衣服の下が良いと言われています。

とは言えこう暑いとなぁ。
何か良い方法を考えようっと。(自分はビブパンツの中に入れてます)



山崎カールもいい雪が着いてました。

スキークランポンを持っていないゲストはブーツクランポン(アイゼン)を持ってきたとのこと。

山頂へ行きたいかどうか伺うと、ぜひ行ってみたい!ということで向かうことに。

アイゼン歩行は初めてとの事だけど、雪の状態も登り易いし教えながら行く事にします。



ロウソク岩まであと少しのところで積雪表面のスラブが滑ってシールではうまく登れなくなったゲスト。

じゃあアイゼン履きますか。

んん?アイゼンのテープが足りなくない?
このアイゼンどうしたの?と聞くとネットで買ったとのこと。

さっきブーツに合うって言ってたけど合わせてないじゃん。笑

登山靴にはテープの長さが充分かもだけど、ボリュームのあるスキーブーツには全く足りませんでした。前爪もほとんど出てないし。

アイゼンはラッピーさんとか信頼の置けるショップで実際に試し履きして購入しましょう。

というわけで山頂行きは諦めました〜。



そんな様子を激写していたのはコ◯リウムの中林氏。(写真ありがとうございます)

右往左往しているお恥ずかしいところを見られてしまいましたね〜。笑



まあ、人生に失敗はつきものです。
いい勉強になったね〜。

お陰でここからパウダーを滑れるので気を取り直していきますかっ!

古いデブリの横を滑って「ラインの左ならOKですよー」と無線で知らせます。

Photo by コトリウム。



カールの雪はとっても良い!

Photo by コトリウム🦜



雪が悪くなる前に真西斜面も滑っときましょう!



久しぶりの粉の感触に顔がほころぶ20代。



雲が多く微妙に光がなくなるので、その場その場でいいタイミングに滑る作戦で登り返しまーす。



気温が低いとは言え、さすがに5月は太陽のパワーが強い。

時間とともに徐々にもっちゃりとしてくる雪。

ちょいと北寄りの斜面にしてみるものの太陽が高いのでそれほど効果は得られずかえって風で冷やされパック気味。



標高を上げりゃあいいのはわかっているけど、むしろ陽が当たっている方が調子が良いのか?などいろいろ頭を使いながら試して滑りました。



雪面のパック化が進んでゲストが板を取られだしたところで潮時だと早めに終了。

スノーボードは誤魔化しが効くけど、スキーにはシビアだからね。怪我してほしくないし。



寝不足なゲストは雷鳥荘で休んで貰って、室堂に預けた荷物を取りにいきました。

今日も綺麗な夕陽。
富山平野の水田がとても綺麗です。

終了判断は正解で、この頃には室堂〜雷鳥荘間の標高帯ではハードモナカの危険なコンディションへと変化。ブル道や歩道もツルッツルに凍ってシールで歩くのも困難なほど。

何事もやめ時って大切ですね。



この日の夕焼けも前回に匹敵するくらい綺麗でした。さすがに夕焼けライドなんてする人はいなかったな〜。笑



5月8日。

翌朝は7:30くらいに出発。
ゆっくり寝てしっかり体力回復したゲスト。
若いって素晴らしい。



ノースキークランポン、ノーアイゼンだけどこのモナカならなんとかなるやろと進んだらシールで上まで上がれました。

一箇所自分のルート取りのミスでアックスでハードカッティングさせて貰いましたけど。



今日もドーンと剱岳!

あれが剱岳だよ。って説明すると全然違う方向を見て「あれですか…」と微妙なボケをかましてくれる将来有望なら若者。笑

まだ景色にはあまり興味のない年代なのかなぁ。



でもパウダーには興味があるようで!



今日もヒャッホー!!!



続いて自分が行ってみたかったラインへとハイクアップ。

一部雪崩の滑り面が露出した斜面が硬くてスキーでうまく登れなかったのでツボで登って貰うことに。

スキークランポンがあると全く問題ない斜面だったけど、俺もノークランポンで登ったからスキーならなんとかなるはず!

若者、まだまだだな( ̄▽ ̄)

しかし、教えた事を吸収する早さはさすがだなーと思ったのでした。



剱岳がデカイぜー!

これにはさすがに若者も感動をおぼえた!

…はず



雪が良いであろう裏っ側の斜面は微妙だったので表の落ち残りを滑ることに。



さらに下は最高でした!



ここでやっと一息。
青空と剱岳とカップヌードルがんまい!!!

自分はスタンダードなのが一番好きです。



大休憩のあとは若さに任せてノーレストで登り返し表の大斜面へ。

朝のバリバリモナ王も緩んでよく走ってサイコーでした!



あんだけ滑ったのに13:45に雷鳥荘戻り〜。
若いって素晴らしい!

初立山にして出来過ぎなコンディションを当ててしまった彼。順調にいきすぎててこれからが少々心配ではあります。

いろんなガイドツアーを利用しているようなので、各ガイドの皆様ぜひ間違った方向へいかないようにご指導お願いします。

ちなみにガンダム世代じゃないのにアムロ・レイのモノマネが上手なので是非振ってあげてくださいね〜。笑



自分も12日ぶりに立山から下山。

暑かったので「帰りにブルーベリーソフト食おうぜ!」と寄ってみたけどガビーン!

泣く泣く肩を落として帰ったのでした。

次回は東北のスキー名山、鳥海山です!
お楽しみに〜。