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2018snowシーズンが始まりました。

 

前回のリバーSUPブログから1記事もあげることなく気がつけば夏が終わっていました。

そして気がついたら2018Snowシーズンが始まってしまいました!

今年は雪の降り方が早くて初滑りを済ませた方も多いかと思います。

もちろんBC Caravanも立山バックカントリーで初滑り。
2年間少雪に悩まされましたがやっぱり秋立(アキタテ)はいい!

 

室堂平と奥大日岳 2017年11月21日
室堂平と奥大日岳 2017年11月21日
雪に覆われる雷鳥荘 2017年11月23日
雪に覆われる雷鳥荘 2017年11月23日
今年は1m深に雪崩トランシーバー(ビーコン)を埋めてトレーニングできるくらいの積雪がありました。
今年は1m深に雪崩トランシーバー(ビーコン)を埋めてトレーニングできるくらいの積雪がありました。
日没間際のFUNライド後、宿に戻ったらお月さまが。ここまで粘ったのはうちと大手C社くらい?11月25日
日没間際のFUNライド後、宿に戻ったらお月さまが。ここまで粘ったのはうちと大手C社くらい?11月25日

 

とは言っても10日間滞在して晴れたのは4日間だけ。笑
雪が多いシーズンの秋立は吹雪くことが多く、10年前に自分が初めてテールガイドとして立山に来たときも今回のように吹雪いていた日が多かったように記憶しています。


皆さん休みの日は限られているから、予定を立てても来てみないとコンディションはわからないし、そのときの状況を最大限楽しんで頂くようにサービスするのがボク達ガイドの重要な役目。

 

ストイックな方達が集まればトレーニングしながら、日没間際までガスが抜けるのを待ってみたりもします。

「そこまではちょっと…」って方は早々にビールで乾杯ってのもありですね◎
あんな凄まじい吹雪の中で温かい温泉と冷たいビールが楽しめる雷鳥荘は超快適です。

でも…やれることをやりきってからの乾杯は格別ですよ!!!

 

 

そして晴れた日には…

 

 

晴れた日を狙ってすかさず日帰り参加のスキーヤーUさん。2017年11月27日撮影
晴れた日を狙ってすかさず日帰り参加のスキーヤーUさん。2017年11月27日撮影

 

真っ白な雪と光と影や、甘いものとコーヒーは最高の組み合わせ。(ジョニー談)

滑れるラインが豊富な春の立山もいいけれど、この雪の白さはこの時期ならでは。

 

昨年は隠れキャラ(雪に隠れた岩)に結構やられましたが、今回は雪が多くて1度もそんなことはなかった。

まあそれは人によると思うけど。

晴れてパウダーだったらそりゃあ言うことないです。
多くのバックカントリースキーヤー・スノーボーダーはこの日のために日々汗を流して働いているんですから!

 

歓喜の瞬間!雄叫びMAX!

この日の立山はヒャッホー族がいっぱいです。

 

 

秋の立山は横から西陽が当たる。2017年11月21日
秋の立山は横から西陽が当たる。2017年11月21日
奥大日岳の陰影が美しすぎる。2017年11月21日
奥大日岳の陰影が美しすぎる。2017年11月21日

 

そして11月の立山で自分も初めて見たかもしれない夕日に染まる山々。
晴れていただけではここまで赤くは染まらない。

そのときにこの場にいれるかどうかはよっぽど運がいいか雷鳥荘で住み込みで働くかですね。
皆さん脱サラして如何ですか?

 

 

そうそう、既にお気づきの方もいると思います。

縁あって今シーズンから自分はVOLTAGE DESGINに乗ることになりました。

国内で活躍するバックカントリーガイドが、バックカントリーライダー達のために作るスプリットボード。
この「HANNIBAL」は立山のようなビッグラインを滑るには打ってつけのボード。

剛性が高く、ウエスト幅も広いので、身体が大きくてウェイトがある方にもお勧めです。

フルキャンバーボードだからセットバックすると乗りやすいですよ。

 

また詳しい仕様や今季のボードについては別のブログで。

 

 

 

今年もお世話になります。ELECTRIC
左の超軽量ゴーグル「ELECTROLITE(エレクトロライト)」は88.5gと超軽い!

コンロやらロープやらツェルトやファーストエイドなどなど荷物が多く嵩張りがちな、我々バックカントリャーには打ってつけのゴーグル。

2つ持っていっても最近の大型ゴーグル1つより軽いしコンパクト。

対して大型平面ゴーグルの「EZX」もパパっとレンズ交換ができてリフトアクセスBCやゲレンデユースにはめちゃくちゃ快適です!

写真提供@福中クリーニングさん
写真提供@福中クリーニングさん


そしてウェア類はノンスポンサーのBC Caravanは強い味方を得ました!

京都の福中クリーニングさんによるウェアのメンテナンス!!!

 

見よ!このビフォー・アフターを。
4シーズン目を迎えすっかり撥水力のなくなったこのakのウェアも完全復活!

汚れがすっかり落ちて、新品のアー◯テ◯◯スを身に纏った湯沢のJガイドから「新品じゃん!」と見間違われるほどのクオリティに。

まだまだakイケる。全然羨ましくなんかないぜ!

………スポンサー大募集中です。

毎日ガイドで使用する物だから当然痛みも激しいです。

そんな傷んだ箇所も簡易的にですがお直しもしてくれて破格のお値段!(詳しくは直接お問い合わせください)

店主もバックカントリースノーボーダーなので、生地の特性にも理解がありとても助かります。


そして車泊ガイドの自分にはとても嬉しいことに、ダウンやシュラフも綺麗にフカフカにして頂きました!
立山でのテント泊生活も快適でした。

いつもありがとうございます!


硫黄やらハイマツの葉やらが付着していた糊面も綺麗になりました。
硫黄やらハイマツの葉やらが付着していた糊面も綺麗になりました。

 

自分でやれるものはDIY!

スプリットボードに必要なクライミングスキンのメンテナンス。
シーズン中についた汚れやゴミで粘着力が悪くなっていたり、オフシーズンの保管が悪くて糊がビロビロになってしまったりしているとまともに使えないので結構大事な作業です。

自分の場合はノーズやエッジ際に、立山地獄谷の硫黄がベッタリ着いて大変でした。

アイロンで糊面を温めてメタルスクレーパーで硫黄を剥がしたあとに、糊を塗り足して熱で定着させて〜

「なんてことでしょう♪」な良い状態に戻って大満足。残念ながら作業に夢中になっていたので途中経過の写真はなし。

使用感も今のところバッチリです。

 

 

Sparkのパーツが充実してきたSpilitさん
Sparkのパーツが充実してきたSpilitさん
Canted packs。間違っても左右逆につけないでね。
Canted packs。間違っても左右逆につけないでね。

 

そして今回の立山で長年使ったスプリットボードのインターフェイスにそろそろ限界を感じたので、郡上のバックカントリーショップSpilitさんにて今季から登場の「Spark canted packs」を購入。

Spark packsは以前からあったけど、これはスタンス内側に3°のカントがついたものになります。
スノーボードは足幅が広いので不自然な形で板の上に立つことになり、それが膝関節や股関節に負担を与えてしまう。

カントを入れることによって、人間工学的にしっかりと板を踏めるようになって身体の負担も和らげられる。

……はず。

スタンス幅62cmで乗っていたのはもう過去のこと。

もう若くないのでこういうところも気を使って行こうと思います。
この際ダックスタンスもやめようかな…

Canted packsは在庫僅かでしたよ〜。

 

 

北海道までの道のりはまだまだ長い。
北海道までの道のりはまだまだ長い。

 

そんなこんなでバタバタバタと準備して、北海道へのフェリーの船上から途切れ途切れな電波を拾ってのブログでした。

 

今季の北海道キャラバンはいろいろあって1月14日までとなります。
当初予定していたことが無くなったりして、1月後半からの予定が今のところ空白に。
北海道到着までまだ時間があるので、パパっと本州のツアーも企画して発表したいと思います。

いろんなことを詰め込んだ今回のブログ。

最後までお読み頂きありがとうございました。

皆様、今シーズンもよろしくお願いします!