ゴールデンウィークの最後の最後に日帰りで立山のバックカントリーに行ってきました!
数日前の予報でこの日は一日中晴天でまさにTHE DAYが期待できた1日。
それをFacebookで告知をしたらあっという間に満席になる盛況ぶり!
しかし、日程が近づくにつれて何やら雲行きが怪しくなってきてしまいました〜。
お客様と相談して「楽しめるところで遊びましょう!」ってことでとりあえず行ってみることに。山は行ってみないとわからないとはよく言ったもので、当日にはちょいパウも積もって楽しめそうな雰囲気。
さてさてどうなったのでしょうか〜?
この日は日帰りツアーでしたが、立山経験者の皆様だったので、雷鳥荘に前泊していたり、テント泊をしていたりと自由な集合スタイル。
ホワイトアウトも珍しくない立山ではあまりやらない集合の仕方ですが、そこはお客様との信頼関係があってこそです。
当日の始発で入山したゲスト3名と集合地の雷鳥沢のテント場へとまずは軽く1本流しました。
吹き溜まっているところにはしっかりと溜まっていて、しかも下は崩れやすいザラメ雪。
フラット部分はストップ気味だったけれど、朝から気持ちよく滑れました。
今回はちょっとハード目に楽しもうとのことで、全員アイゼン&ピッケルを携帯していったのですが…この日の天候は視界はいいものの強風で、さすがに稜線は厳しいな〜って感じ。
ならばと向かった先は室堂乗越からカガミ谷。
予想通り風もかわせてちょいパウも吹き溜まっていました!
こりゃ楽しみだ!
しか〜し!
滑走準備が終わる頃に急に湧いてきたガスに包まれてしまって上も下もわからない状態に。
この日の天気予報では回復傾向ではあるので、すぐにぬけるっしょ〜とか言いながらツェルトを被って待つこと1時間…
だめだ…全然晴れません!
天気予報のウソつき!
諦めきれなかったけど、一時撤退を決めて室堂乗越を滑っておりました。
長時間のガス待ちですっかり身体が冷えてしまったので、雷鳥荘さんで休憩させていただきました。
Facebookを見ていると他のガイドツアーもほとんどどこかしらかでティータイムをしていた様子。笑
みんなの動きがリアルタイムでわかってしまう凄い時代になったもんですね!
雷鳥荘さん、ありがとうございました。
とは言え日帰りで来てまだ2本しか滑ってないからと諦めの悪い貧乏性な私。
雲画像やらライブカメラやらいろんなもので情報を集めつつ、じっと機会を待ちます。
そろそろ晴れるかも?ってところで準備をすませ、ガスに包まれる前に目星をつけていた斜面へGO!
真っ白な中を登って、少しガス待ちしたら視界が抜けました!
この瞬間を逃すものか!っとみんなで一斉に滑る!笑
パウダーのラインが奥美濃のシーズン始めのきしめんゲレンデみたい。
さらに高度を落とせば、今度は凍ってた斜面がいい感じにザラメ化していました!
千載一遇のチャンスを得て約数百メートルのヒャッホーライド!(待ちに待ったからヒャッホーでました!)何事も諦めないって大事ですね!
もう一本行きたいところだったけど、もうそろそろ時間切れなので、ここでテント泊の方と別れて室堂に戻ることにしました。
室堂平に戻ってくるとドーンと晴れました!
まさに帰る頃にTHE DAY!
…まったく
…
…
…
なんて日だ!
天気に翻弄されながらも皆さんの笑顔に救われた日でした。
決してTHE DAY詐欺なんかではありませんよ。笑
皆様ありがとうございました!
なんだかんだといろいろあった立山バックカントリーツアー。
やっぱり集まって頂いたゲストに救われているなって思います。
山はコンディションも重要だけど、それ以上にメンツが大事だね!
次回こそTHE DAYを期待してまた宜しく遊びにいきましょー!